参議院選挙の結果が出ました。
私が投票日の前日に
東京選挙区は田中康夫
全国比例は山田太郎
に投票すると明言し、昨日はこのお二方に投票しました。
山田太郎氏の得票数がこの記事を書いている時点ではこちらです。
しかし、結果は、どちらも当選ならず。
もし、土曜日の私のブログを見てこのお二人のどちらかにでも投票した方がいれば、その方の死票となってしまい、申し訳ありませんでした。
このブログは個人で細々とやっているブログですが、選挙ということもあって、投票日当日は1000を超えるアクセスがありました。正直はてなブログのSEO対策の強さにびっくりしています。おそらく、他のブログだったらこんなにもアクセスはなかっただろうと思います。
私は、他の人に具体的に誰に入れてほしい投票を進めることはほとんどありませんでしたが、今回はこのブログや両親、叔母にも山田太郎氏に入れるようにお願いしました。死票になる可能性が高い候補者に投票をお願いするのはなかなか勇気がいります。山田太郎氏にいたっても、結果、党が1議席も獲得できないという状況で、これは選挙前から予測できたことでした。それにもかかわらず私が山田太郎氏に投票することを決めたのは、山田太郎氏が国会に必要だと強く思ったからです。
しかも、6年間腰を据えて政策のことだけを考えられる参議院議員というのが今の彼が一番力を発揮出来る場所だと思います。(衆院選で名簿順位1位にしてくれるような懐の深い政党があれば別ですが)
ただ、選挙は今回が最後ではありません。参院選は3年後またありますし、衆院選に至っては今年あるかもしれません。いつあるかわかりません。その時にまた山田太郎という選択肢が出てくるためには、今回の参院選で一定の得票数を得ることが重要だと思っています。組織のない山田太郎氏が26万票も個人でとれたのは、それだけ山田太郎が国会に必要とされていることの証左です。
26万という票がどれだけすごいかというと、自民や民主といった大政党でもらくらく当選できるレベルです。全国比例だと政党への投票が圧倒的に多いのが普通ですが、新党改革への投票をはるかにしのぐ得票。山田太郎氏の前回(2010年)の得票数が30,663だということをかんがると、6年間でこれだけ票の上積みができたのは、選挙関係者なら驚愕ではないでしょうか。
これは確実に次につながる得票だと思います。
ネット界隈では、山田太郎氏は表現の自由を守るための活動をしているというイメージが強いかもしれません。しかし私は、それだけではなく、農業、産業など幅広い知識を持つ山田太郎氏を支持しています。だからこそ死票になる覚悟で山田太郎氏に投票しました。
なので私は山田太郎に一票を投じたことを後悔していませんし、これからも山田太郎氏の動向には注目していこうと思います。
田中康夫氏に至ってはおおさかという名称が東京で受け入れられなかったこと、そもそも長野県知事をやっていた人がなぜ東京から出馬するのかということなどいろいろ原因はあると思います。これはおおさか維新が大阪以外で、国政政党としてどのようにやっていくかを明確に決断しなければいけない時ではないでしょうか。サッポロ一番のように地方の名称が全国で受け入れられるには、それ相応の時間がかかります。急進的な改革を求めるおおさか維新にそれができるのでしょうか。大阪議員のエゴで維新の党を分裂させ、政党の名称も大阪を中心とした名称にしたのは他ならぬ大阪系議員の方々です。
政策的には昔のみんなの党の焼き写しかと思うような政策なので、引き続き注視していきたいと思います。
みなさま、選挙お疲れ様でした。
そして、死票になってしまった方も、今回限りで政治をあきらめないでください。
一票では何も変わらなかったと嘆くのではなくて、一票でしか変えることはできません。それは今の制度であれば今後も同じでしょう。その変化は少しずつで明確にはわからないかもしれません。
このブログでも何度か言及してきましたが「急いてはことを仕損じる」という諺がります。今回だけで政治をあきらめるのではなく、じっくりと、しかし着実に変化させていきたいです。