タイトルの通りです。いよいよ明日に迫った参議院選挙。
以前、誰に投票すれば良いのかわからないと言ってきましたが、前日にしてようやく決心をしましたので、報告します。
ちなみに私の選挙区は東京都選挙区です。
ここにきて、著名人もどこに投票するのかを明確にしてきました。
ぼくは民進党に入れる(東浩紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
私も自分の投票先を明確にしたいと思います。
なぜなら、日本はもっと政治について腹を割って議論を交わす必要があるからだと思います。外国ならば、自分の支持政党を明確にしてきます。だからこそ議論ができる。
日本人は家族間ですら自分の投票先を明確にしません。自分の選択に自信がないからでしょうか。政治のことに触れるのはタブーという風潮が社会にはありますが、それでは一向に政治が良くなるはずはありません。
私は自分の主張は明確にしていきたいと思いますのでこのブログでも投票先を書きたいと思います。
まず、投票先として私が考えるのは、勝ちが明確な政党・候補者には投票しないということです。勝ちが明確なところに投票しても何の意味もないですからね。
私は、当落線上の候補者の中で、もっとも主義主張が自分に近い候補者、少しでも日本を良くする可能性が高い候補者を選んでいきたいと思います。
それを考えると自民党に投票することは100%ない。彼らは勝つことが明白ですし、組織票を持っているので私のような無党派層が自民に投票しなくても自民は勝ちます。
同様に、公明党、共産党も磐石な組織票があるので私は投票しません。彼らは明確に読める組織票で明確に勝つでしょう。
そして民進党。私は民主党が嫌いです。しかし、維新と合併してできた民進党の候補者にはましな人も中に入ます。ここは候補者次第で投票する可能性があります。
選挙区
さて、まずは東京選挙区。今回から定数が1増えて6人になりました。
選挙終盤にきて、5人は蓮舫(民)、中川(自)、山添(共)、竹谷(公)、朝日(自)がほぼ確実。
最後の1議席を小川(民)、田中(お維)で争っている状況です。
個人的には、議員報酬ゼロで働くと主張している横粂氏も気になっているのですが、国政では無所属で活動するのには無理があること(山本太郎ですら党に入った)、そもそも私の一丁目一番地の政策はそこじゃないことから、もう少し当落線上で当選してほしい人に投票したい。
結果、小川氏と田中氏からの選択になります。
まず、小川氏については、民進党関係者の話では「やる気がない」人だということ。選挙は候補者がやる気がなければ勝てません。組織があるとはいえ、やる気のない政治家はいただけません。
また、小川氏のホームページには
雇用を軽視し、異常な金融緩和というバラ撒きを行っているだけのアベノミクスは、社会を壊します。
とあります。私は、今の日銀の金融緩和が異常だとは思いませんし、フィリップス曲線を考えれば、雇用を重視するからこそ、デフレからの脱却、そのための金融緩和というのは王道の政策です。
経済に関していろはのいすら知らない不勉強な候補者は選択外です。そもそも民主党政権は超円高とデフレを容認してきた戦犯です。
一方の田中氏。
田中氏も金融緩和に対しては否定的でむしろ、
円安は、年間3兆円もの輸出戻し税の還付を受けながら法人税を下げろと言ってる一部の大企業にとって好都合なだけで、原材料を輸入して内需で生きる日本の大多数の企業にとっては円高のほうがいい。むしろ、円高時代に合わせたかたちに産業のあり方を変えていくべきなんだ。
安倍内閣の金融緩和から、富裕層への増税策、国防軍への名称変更まで! | 田中康夫と浅田 彰の憂国呆談2 | ソトコト
とも言っています。
しかし、金融政策について自身のホームページなどで大きく取り上げているわけでもないし、あまり主張はないのかもしれません。
私としては、もとも第三極を応援してきましたし、おおさか維新自体には期待をしたいです。
おおさか維新は政党自体は改憲勢力とみなされていますが、田中氏自身は、改憲には反対(毎日新聞のアンケート)だそうで、どちらかといえばおおさか維新の中ではリベラルに近い候補者でもあります。
おおさか維新の内部のバランスを考えると田中氏の当選は必要なのかもしれません。金融政策に関しては、比例代表の渡辺喜美氏の方が私の政策に近いので、そちらにお任せしましょう。
その他、脱原発、ベーシックインカムなどの政策には私は同意できるので、東京選挙区は田中康夫ということになりそうです。
中学時代にCBCラジオでバトルトークラジオアクセスを聞いていたのも縁かもしれません。
東京選挙区は田中康夫にします。
全国比例
そして、全国比例。こちらは多くの候補者がいて迷います。
全国比例では、政党名と候補者名、どちらを書いても良いのですが、私は候補者自身を応援したいので、政党名を書くつもりはありません。従って候補者名を書きます。
その中で、最終的に私の中の候補として上がったのがこの三人。
山田太郎(改革)
小野次郎(民進)
柴田巧(民進)
山田氏は、2012年に繰上げ当選した議員で、この記事を書いているうちに、はてなブログでもすこしばずってました。児童ポルノの話題などはこちらのブログを参照していただいた方が良いでしょう。
山田氏は、東大や東工大などでも教鞭をとった経験もあり、国会議員の中での頭の良さは安倍総理の比ではないです。私は、山田太郎氏がみんなの党にいた時に講義を受けたことがありますが、浅尾幹事長の何を言っているかわからない語り口、松田公太氏のワンパターンの内容とくらべ、ダントツで勉強になったのを覚えています。
アジア・パシフィック地域の産業・貿易あたりの話だっと思いますが、少し広い視野で物事を捉える必要があると思い知らされたのを記憶しています。(メモがどこかに残っていると思いますが)農業政策・産業政策について詳しい印象です。金融政策に関してはあまり強くはないイメージがあります。
私は、山田氏の議員会館にある事務所にも6、7名ほどのグループで訪れたことがあります。その時も質問に対しては的確にかつ素早く答えていたのを覚えていて、山田氏の頭の回転の良さをうかがえました。
彼は、学者・経営者・コンサルタントという側面では優秀であっても、山田氏はなんだかんだ言って政治家ではないので選挙には弱いです。私は個人的にはこういう人が1人くらいいても良いのではないかと思います。
小野次郎氏も柴田巧氏も(山田太郎氏も)元みんなの党ですが、お二方ともとても実直なイメージ持っています。地道に活動をされる印象があります。柴田氏に関しては富山に地盤があり(もともと富山県議)、派手ではないものの、実務家という印象です。
ただ、私はこのお二方とはお会いしたことはあるもののあまりしゃべったことはありません。悪い人ではないという印象止まりです。
この記事を書くにあたって、いろいろな関係性もあって、小野氏と柴田氏も選択肢の中に入れてみましたが、よくよく考えてみたら、彼らの政策や活動を詳しくは知らないし、3年前に考えた通り、山田太郎氏に入れるのが私としては順当そうです。
山田太郎氏に関しては、2014年に公職選挙法の瑕疵で私が選挙人名簿に記載されず投票できなかったとき、その旨についてメールした後秘書の坂井さんから連絡があったのも好印象です。
ただ、選挙直前でおおさか維新に行ってすぐ離党してこんどは新党改革で立候補というのは節度がない印象。。元気会をきちんと育てあげれれば良かったのでしょうけれどもそれも出来なかったということは、それだけ人望がない(裏を返せば政策のことばかり考えている)ということかもしれません。
全てが完璧な政治家なんていないんですから、100%信頼できなくても山田太郎氏に投票しますか!死票になるのも覚悟で。荒井代表には勝ってほしいな。
結論
全国比例に関しては誰に投票するか迷っているうちにブログを書き始めたのですが、ブログ書いていて決まりました。
私は
東京選挙区 → 田中康夫
全国比例 → 山田太郎
に投票しようと思います!