東大卒文学部卒の女性の方が話題になっていたので、同じ東大卒として思ったことを書いてみる。
私は5年ほど前に東大を卒業し、3年ほど前に東大大学院を卒業した。
今は創業10年目の会社でエンジニアとして、ITピラミッドの最底辺で、私の年齢の平均年収よりも少ない賃金で働いている。最近は東洋経済で年収の低い会社ランキングにも入るぐらい給料は低いし、今後も収入が上がることは望めないだろう。
少し前に私の家計簿を紹介したが、決して派手な生活は送っていない。私の給与では送れない。節制が第一だ。
このことを親に言うと、「東大を卒業してるのにどうしてそんな・・・」と絶句されてしまう。東京にいる間は滅多に美味しいものを腹いっぱい食べることなんてできないので、たまに実家に帰るとお魚だったりお肉だったりをたくさん食べて帰る。幸い、私の実家はスーパーのお刺身でも十分に美味しく食べられる場所にあるので、東京なんかで高いまずいお刺身を食べる気も出ず、帰省まで我慢しようという節約が働いてくれる。
結局、日本において、学歴とはこの程度のものなのである。幸い私は、東京で生活するのにギリギリ困らない程度の給与はいただいているし、休みの日にはブックオフで買った本を読んだり、中学時代に購入したグローブを使って草野球をする程度は余裕がある。
東大を卒業したというと、世間的にはすごいと思われるであろう。確かに、多くの人が挫折する受験勉強では挫折しなかったのだからそう思うのはわかる。
しかし、それが何だというのだ。せっかく東大を卒業しても仕事を得られない人なんてたくさんいる。毎年3000人以上が東大を卒業していくのだ。当たり前だ。しかし、そういう人はあまり表に出ない。
むしろ、学歴がなくても会社を経営して多くの人を喜ばせたりするほうがよっぽどすごいと思う。学歴があっても人を喜ばせることなんてできないから。私の会社の社長も学歴はあまりない。でも上場企業の社長だ。多くの人を喜ばせている。
結局、学歴なんて生きていく上でどうだって良いのだ。安倍総理は成蹊大学を卒業して総理大臣になった。岸信介や佐藤栄作のように東大を卒業していなくても総理大臣になれる時代なのである。
東大なんてよっぽどなことがない限り入るべき大学じゃない。
実力がないのに東大に入ったって、周りのとんでもない人たちに実力の差を見せつけられ、自分の無能さに愕然とするだけ。
久しぶりにブログをかいたらまとまりのない文章になってしまった。
この文章力が東大の実力よ。自分が情けないとともに、所詮東大とはこの程度だということ。