先日、転職したという記事を書きましたが、これを機に家計簿をつけてみようと思い立ち、9月から始め、3か月が経過しました。
ここで、棚卸をと思い、私流家計簿のつけ方を紹介したいと思います。
家計簿をつける目的
一番の目的は、今お金をどのように使っているか!それを可視化することです。
物事を分析するためには、現状把握が必要不可欠ですが、家計簿をつけることはその第一歩といえます。今、どこにお金を使っているのかを把握することで、今後、節約すべきところ、逆にもっとお金を使ってもいいところが見えてきます。
家計簿をつけるためのツール
最近は、スマホの流行に伴い、マネーフォワードなどの家計簿アプリがたくさん存在ます。これらの家計簿は、口座やクレジットカードの利用状況から自動で家計簿を作成してくれます。私もご多分にもれず、こうした家計簿アプリを使用・・・していません!
こうした便利ツールは、人間が肌で感じる感覚をそぎ落としてしまいます。自動で家計簿を作ってくれるということは、それだけ人間が数値をみる機会を奪っていることを意味します。家計簿をつけるということは、こうした数値とのふれあいによって、日々お金に関する感性を高めることをだと思っています。
便利なアプリは便利さがゆえに悪になりえます。私は池井戸潤の下町ロケット が好きですが、町工場が大企業に対して製品で優位にたてるのは技術力です。そしてその技術力は、得てして機械ではなく人の手でつくられます。私は、手動こそ現代人が忘れがちな大切なことだと思っています。
さて、前置きはさておき、私流の家計簿ですが、家計簿アプリは使っていないかわりに、Googleのスプレッドシートを使っています。スプレッドシートは、言わばエクセルをクラウド上で使えるようにしたもので、エクセルとほぼ同じと思っていただければ構いません。
縦軸に日付、横軸には、支出の大まかな内訳にしています。
こんな感じです(画像はエクセル)。
Googleスプレッドシートはスマホからでも使えるので、お金を使った時にすぐに記入することができます。
項目の説明
横軸の項目について少し説明します。
・食費
説明不要ですね。私は一日1000円以内に収めるようにしています。
・一人レジャー費
一人で遊んだ時にここにつけます。例えば、野球の練習のためにバッティングセンターにいったとか、ちょっとした待ち時間にカフェに行ったとかそういうときです。
・交際費
先ほどの一人レジャー費に対して、こちらは複数人で遊んだ時につけます。例えば、会社の同僚と飲みに行ったとか、大学時代の友達と遊びに行ったとかそういうのです。当初、一人レジャー費と区別していなかったのですが、一人レジャー費はある意味贅沢費ですが、交際費は生きていくうえで人とのかかわりは外せないとおもっているので、別枠にした方が良いと思い別にしました。
・医療費
これもそのままですね。私は、持病があって毎月2つの病院にかかるので、健康な方よりも、この費用がかかりやすいです。
・日用品購入費
洗濯用洗剤とか、ちょっとした日々の生活に必要なものを購入したときはここに入れます。
・衣理美費
服を買ったり、髪を切ったりしたときにかかった費用はここに入れます。
・自己投資費
ここは自分の勉強をするときに掛った費用を入れます。例えば、プログラミングの本を買ったときなどがここです。
・固定費
水道光熱費や家賃、通信費です。
・会社関連
今の会社は近距離手当が出る代わりに通勤費が出ないため、たとえば自転車通勤をした際の駐輪代だとか、雨の日は電車で通っているのでその費用です。
家計簿のつけ方
家計簿というと、一つ一つの出費をレシートを見ながら細かく書いていくイメージですが、私はこのくらいざっくりで良いと思います。
収支を合わせるということを英語で「make both ends meet」と言いますが、1円単位でしっかり合わせようとすると大変なので、少しの誤差は大目に見ましょう。私たちが知りたいのは、一円単位の出費ではなく、どの項目でどのくらい出費しているかです。
毎日の家計簿では、現金で支払ったものだけを逐次スプレッドシートに追記していきます。といっても平日だと使うお金はランチ代ぐらいですよね。そこまで負担にはなりません。
そして、毎月が終われば、クレジットカードの使用履歴を見て現金支払い以外の部分をまとめて記入する形をとっています。
私は水道光熱費も一つのクレジットカード払いにしているので、現金支払い以外は一つのクレジットカード支払いになるので管理が楽です。
先ほどの画像には書いていませんでしたが、もう一つ縦軸として収入というカラムを追加して使用しています。私は基本的に会社員なので、会社からの収入。あと、少額ですが、アフェリエイトや何かのイベントとかでもらったクオカードなどがあると、収入の欄に追加しています。複数収入がある人は収入カラムも作っておくと良いでしょう。
家計簿大公開!
家計簿を見せるというのはかなり勇気のいることですが、断腸の思いで、9月から11月の家計簿(出費のみ。収入は、、察して。。)
9月
食費 | 一人レジャー費 | 交際費 | 医療費 | 日用品購入費 |
---|---|---|---|---|
26,157 | 4,068 | 8,568 | 8,408 | 11,796 |
衣理美費 | 自己投資 | 固定費 | 会社関連 | 合計 |
3,329 | 8,558 | 86,025 | 2,110 | 159,019 |
9月は連休に帰省したのですが、帰省すると実家なので、食事が出てきます。食費が浮くわけですが、私は帰省した交通費を食費に入れています。バスで帰って往復約6,000円。5日ほど滞在したので、一日1200円ほどになります。
日用品購入費は、主に自転車。通勤ほかで使用するために安いママチャリを購入しました。
10月
食費 | 一人レジャー費 | 交際費 | 医療費 | 日用品購入費 |
---|---|---|---|---|
27,345 | 7,267 | 5,220 | 23,090 | 1,844 |
衣理美費 | 自己投資 | 固定費 | 会社関連 | 合計 |
9,399 | 5,815 | 85,890 | 3,100 | 168,970 |
10月は医療費が2万円を超えてしまいました。私は半年に一回、アトピー治療で有名な青森の皮膚科に通院しているのですが、10月が通院の月でした。青森まで行く交通費は医療費に入れています。母の実家が青森で、最近は両親が定期的に帰っていて、行きは両親と車で行ったので、交通費は帰りの新幹線だけ。それでも東北新幹線は高いのでこの出費になってしまいました。持病で医療費がかかるのは本当につらいですね。。
11月
食費 | 一人レジャー費 | 交際費 | 医療費 | 日用品購入費 |
---|---|---|---|---|
30,890 | 6,223 | 21,430 | 7,076 | 929 |
衣理美費 | 自己投資 | 固定費 | 会社関連 | 合計 |
3,486 | 6,246 | 89,823 | 1,600 | 167,703 |
11月は食費がかかってしまいました。(一日1000円をオーバー..orz...)昼になんどか同僚と少し高めのご飯を食べに行ったのが一つの原因かもしれません。こういう時は悩みどころです。例えば夜飲み会で4000円出費となると、私は500円を食費に、3500円を交際費に入れます。ランチの800円を全額食費に入れるか300円は交際費に入れるかはその時の状況次第かと思いますが、私は食費一日1000円以内と決めていて、それ以外は特に上限を設けていないので、少しでも自分に厳しくするために、少し高めのランチは食費に入れることが多いです。
また、11月は交際費も多くなってしまいました。これは、いくつか原因はあるのですが、大きいのはまああれです。あれ。。異性とご飯を食べに行くと通常よりも少し高めのお店に行ったりするので、それで出費が嵩んでしまいました。こういうのは本当に痛いところです。
家計簿をつけ始めて思うこと
家計簿をつけると、一日一日のお金の流れが可視化されます。一か月が終わると、クレジットカードの記載を行って、ひとつきの締めを行うのですが、この日はなんでこんなにお金を使ったのだろう。これがやむを得ない出費なのかということをあらためて考えるようになります。
これは、家計簿アプリで自動化されて生成された家計簿からは得られない効果だともいます。一つ一つの出費を手入力することで思うこと、感じることがお金に対する感性を養っていくのだと思います。
いかがだったでしょうか?家計簿は今の自分の経済状況を如実に表したものです。家計簿を正しく活用することで、お金の教養が高まることに繋がります。是非みなさんも家計簿をつけてみてくださいね!
本日も、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。