不倫だの浮気だの正直私の様な独り身にはなんらどうでもいい、むしろそもそも彼女彼氏の関係にあるとか夫婦であるというだけで、それはそれは幸せと思わなければいけないのだから、浮気されようが何されようが、独り身の私から見れば羨ましいことこの上ない。
さて、多くの場合、男が浮気をすると、男は非難されるし、その妻は夫に対して怒りという感情をもつ。もちろん“多くの場合”である。
ここで私は思う。
夫に浮気された妻はただただ喜べばいいと。
なぜ浮気されて喜べばいいのか、不思議に思うかもしえない。では、二つのパターンに分けて説明しよう。
1.夫の事がもう好きではなかった場合。ていうか離婚したい場合。
夫の浮気は離婚の理由になる。「行列のできる法律相談所」で良く出てくる「婚姻を継続しがたい重要な事由」になる。しかも夫が悪いので慰謝料もとれる。
これは離婚をしたい妻にとっては喜ばしいことこの上ないであろう。
だからただ喜べばいい。
簡潔!
2.夫の事がやはり好きな場合。
この場合はちょっと思考が必要だ。
夫が浮気をするということは何も妻が嫌だったからというだけとは限らない。いや、むしろ妻が好きだからこそ浮気をする場合がある。
夫だって人間だもの。妻の事を本当に愛しているか。妻とずっといっしょにいるだけでは分からない。だからちょっと違う女で様子を見てみる。
それで結局離婚しようと切り出したわけじゃなければやっぱり妻の事が好きだったと再確認できたわけだ。夫の方から離婚の話が無ければ、妻への愛が再確認されたということで、これはやはり妻にとっては喜ばしいことだ。
ただ、そんなことは小さなことでしかない。
本質はそこではない。
夫が浮気をするということはすなわち、夫の生殖能力が高いということに他ならない。その理由の一つ目に男が浮気をしたいと思っても、そのエネルギーがなければ浮気はできない。私のように精力が無い人は浮気をするエネルギーがない。浮気をする人は子孫を作るエネルギーが本能的に高いということだ。
余談だが、私はそのエネルギーが低いことが悩みだ。
二つ目に、浮気をするということは夫が他の女性からもてるということだ。男が浮気をしたいと思っても、もてなければ浮気はできない。他の女性からもてるから浮気ができる。多くの女性からもてるということは生殖能力が高いことの証である。私のように生殖能力の低い人は、浮気はおろか結婚すらできない。
人間も動物だ。動物であれば子孫を残したいと本能的に思っている。生殖能力が高いほど優秀な遺伝子だということである。夫に浮気された妻は、それだけ自分の目が間違っていなかったということだ。
ああ、この人と結婚して良かったと。ただただ喜べばいい。