とある元SEの思考を探る

ひょんなことからとあるICT企業ではたらくことになったなんちゃって元SEがしたためるブログ。主に、政治・経済・社会問題・日常の出来事について発信していきます。お読みいただけたら、感動にむせび泣くほど嬉しいです。よろしくお願いします。


学生団体ってなんだったんだろう・・・

私は、少し学生団体に所属していて活動していた時期があります。大学院の頃です。投票率向上を目指すivoteという学生団体だったのですが、学生団体って横のつながりもちょくちょくあって、そっち系のイベントにも少しだけ参加したことがあります。

 

はぐくむという会社が主催していたソーシャルデザインカフェ(今はもうやってないみたい)、NextLeadersCafeだとか、KEAOSのイベントだとか、国際学生シンポジウムだとか・・・。(別にはぐくむは学生団体じゃないのだけど、NLCのイベントには学生団体関係者が多かった)

 

東京って活動的な学生がたくさんいて、自分はほんと何も成し遂げてこなかった人間なので、そういう人たちを見るととてもまぶしさを感じます。もう直視できない感じのまぶしさ。

 

そして、彼らをどことなく遠くから冷めた目でみてしまう私。

 

ああなりたいのにああなりたくないという相矛盾した感情。

 

それはなんなのかなと思うと、ちょっと現実と違うという感じ。

 

学生の活動ってある意味でファンタジーなので、現実との非連続性があるのではないかと。

 

学生団体の活動って多くは学生に閉じた活動が多くて、大学生というひとくくりで閉じた活動が多いような気がします。もちろん、活動費を出してもらうために、企業に渉外に行ったりもするんだけど、それでもビジネスじゃないから、企業側としては「頑張ってる学生に社会貢献だと思ってお金を出す」ぐらいの感覚なのではないでしょうか。広告宣伝費にもなるし、その中で優秀な学生がうちに来てくれたら良いな、、ぐらいの。

企業にとって、数十万程度スポットで拠出するのはさほど大したことないのでしょう。

 

私にとって学生団体系の活動よりも良かったなと思ったのは、選挙だったと思います。特に数か月前から週1以上でお手伝いし、選挙の2週間前からは毎日通って遊説スケジュールや党本部との応援弁士の調整をし、終電も無くなって自転車で帰宅する毎晩。体力的にも、精神的にもきつかったのを覚えています。

選挙は現実です。応援した候補者が当選して、そして、都議会議員として活動しているわけです。最近ではメディアにも出演したりして目立った活躍をしている彼を見ると、本当に当選して良かったと思うし、まぎれもなく現実だったのだなと思います。

私は今でも衆議院議員の方のお手伝いをしてますし、将来的にはそういった仕事もしたいと考えています。

 

一方で学生団体系の活動は、それが将来の延長にならない。学生を辞めたら終わり。

というのが少なくないと思います。

 

中には、学生のころからやっていたワークショップで事務所を立ち上げたちゃった和泉さんのような方もいらっしゃいます。

wawawaizumi.ws

 

ハラケンさんとかもivote立ち上げて、NPO立ち上げて、学生団体を立ち上げたころの志を未だに持って活動しています。

youth-create.jp

 

学生団体ってあくまで「居場所」であるんだなと思います。学生というのは不安定な立場です。社会人でもない。かといって高校生の時のように勉強だけしてればいいというわけでもない。周りはみんないろんな活動をしている。私も何かしなきゃ。という不安にかられた人たちの集まり。(私もその一人だったと思います)

 

不安を解消させるための存在。

 

私にはそれはあまり刺激的じゃなかったです。

おままごとの様で。

 

イベント企画してる私達立派でしょ?!みたいな思いを抱きながらやっているようで。

 

イベントの企画なんかより、私は起業したほうがよっぽど良いと思います。NPOとかでも良いと思います。(私はできなかったのだけど)

でも、たぶん、起業の仕方ってあまり知らないんだなあと。もちろん私も。

起業のネタってきっとそこらじゅうに落ちてると思うんです。見つけれてないだけ。。

じゃなきゃこんなに会社が星の数ほどあるわけがないです。

 

政治家はある意味起業に違いですが、政治というのはすでに社会に与えられた一つのピースでしかありません。それにただ乗っかっただけという見方もできます。

それでも選挙に出るのはとてもエネルギーのいることなのですごいです。

 

はなしがいろんな方向に向いてしまいました。学生団体という学生であることを前面に出した活動よりも、一社会人としてビジネスなりNPOなりをした方がよっぽど良いんじゃないかなと。

できなかった私が言うのもなんなんですが、あらためて思ったので書きました。

 

本日も、ここまでお読みいただきありがとうございました。