とある元SEの思考を探る

ひょんなことからとあるICT企業ではたらくことになったなんちゃって元SEがしたためるブログ。主に、政治・経済・社会問題・日常の出来事について発信していきます。お読みいただけたら、感動にむせび泣くほど嬉しいです。よろしくお願いします。


業務委託の人に潰されてしまったその後

前回の記事で業務委託の人に潰されてしまった話を書きました。あれから1ヶ月以上たち、現在の状況をお伝えしたいと思います。

 

体調自体は、7月中頃に心療内科の先生から休暇が必要だと診断されてから、徐々によくなり始め、8月の中旬ごろには復帰できそうなところまできました。ただ、オフィスには元凶となった業務委託の方がいるので、上司が気を利かせてくれて8月いっぱいはリモートで働いていました。

 

おかげさまで、これまで関わったプロダクトの中でテストが不十分だったり、ライブラリのアップデートが追いついていなかったりといった課題を把握していたので、自ら提案し、すでに勝手知ったるプロダクトですし、今後のバージョンアップを継続していくためにもテストコードは必要、かつ、プロダクションコードに手を入れないため、比較的容易にマージできるといった理由から、すんなりと受け入れられ、8月はひたすらテストを書いていました。主にfeature specという、ブラウザの挙動を模擬したテストです。

 

ブラウザの挙動を模擬したテストは、ランダムに落ちやすく、その関係で何回かリトライを行ってOKであればOKとするようなライブラリを自作したり、feature specで使うドライバをchromeのヘッドレスモードに変更したりと、feature specまわりの知見が溜まってきました。

 

こうしたところ、普段だと目の前の業務に忙殺されてなかなか進めれないことでしたが、ちょうど良い機会になりました。

 

そうこうしているうちに8月も終わりが近づき、お世話になった他の業務委託の人(良い人!)のお別れランチのために、オフィスの近くまで行ったりしていました。そこで、ちょうどその日の午前中、潰された業務委託の方がリモートにしたいという話をマネージャーにされたようで、そんなことは認められないだの、事業部長に許可をとらなければいけないだの小競り合いがあり、最終的に事業部長判断でその人はリモートになりました。

 

聞いたところ、私の後任の人(社員)もその業務委託にやられたようで、その人は私と違ってきちんと声をあげれる人だったようで、それがきっかけとなって業務委託はリモート勤務を言いだしたようです。

 

彼は契約期間内はリモートで働いていますが、契約延長もないので、時期が来れば嵐はおさまると思います。

 

彼がリモートになったことで私も職場に復帰し、今はオフィスで仕事をしています。病み上がりということで、休職前の過度な労働はやらず、なるべく定時で上がるように仕事をしていますが、ベンチャー企業というところは常に人手不足で、にわかに忙しくなってきているのが若干気になります。

なんだかんだ言って、新しく入ってきてもプロダクトの理解に時間がかかりますし、特殊な業務知識も必要な業界ですので、経験のある人でも入ってきてすぐ即戦力という形にもっていけないところが苦しいところかなと思っています。

そういう意味で、ある程度長く在籍していてプロダクトも業務知識も把握している人が、通常の業務に加え、新しい人へのナレッジトランスファー的なタスクもこなしていかなければならないことが多いので、あとは時間が解決してくれると思いたいものの、業界が特殊すぎて嫌になる人も出てくる可能性もあり、予断は許されません。