とある元SEの思考を探る

ひょんなことからとあるICT企業ではたらくことになったなんちゃって元SEがしたためるブログ。主に、政治・経済・社会問題・日常の出来事について発信していきます。お読みいただけたら、感動にむせび泣くほど嬉しいです。よろしくお願いします。


自由な社風

2017年最初のブログ更新になります。明けましておめでとうございます。

昨年もいろいろありました。社会人3年目ですが、毎年毎年いろいろなことがあるものです。

昨年は3年で3社目という「近頃の若い者は」という感じで転職をし、2年連続で、健康診断を2回受ける(通常+入社時検診)という健康意識の高い日々を送っています。今年は2回とも胸部X線で左気胸になる可能性が診断され、また肺に穴が空くのではないかとドキドキしています。

 

さて、少し前に「ドワンゴの呪い」と題したブログを読みました。ドワンゴの自由な社風について書かれたものですが、「自由」という観点からみれば、私が昨年10月まで勤めていた会社もなかなかの自由だったと思います。

 

全社的な始業は朝10時なのですが、エンジニアは裁量労働制なので、朝10時に来なくても全く問題ありません。中には14時ぐらいまで予定をunavailableで埋め尽くし、15時に出社する強者もいます。裁量労働制がうまく回っている良い例ではないでしょうか。

服装も自由で、冬でも半袖・半ズボンOKです。そういうディレクターもいます。

エンジニアとしてのメンバーのスキルも高く、20代の超優秀なイケイケエンジニアも複数名いますし、30代後半の安定感抜群のエンジニアもいて、学べることは多いです。

そういう意味で、前職は非常に働きやすい環境であったと言えます。欲を言えば、まだまだ彼らと一緒に働きたいというのが本音です。事業は違いますが、今の会社と一緒になればかなりの良い化学反応を起こす気がしています。人間的な面でも技術的な面でもです。合同開発合宿や人材交流をできたら良いなと思っています。

ではなぜ辞めたのかというと、もともと志向していた業界で、Webエンジニアという現在のスキルを活かせる会社と出会えたということです。

もともと政治やエネルギーといった公共性の高い分野に関心を持っていた私は、そうした方面で働きたいと思っていので、そのような会社と出会えたから転職することにしました。

 

話を元に戻すと、「自由度の高い会社」という意味では、前職もかなりあてはまるのではないかと思います。裁量労働制がうまく回っている良い例であるともいます。

ただし、エンジニアはそれぞれ役割があります。たとえば、技術力がすごく高いけれども、裁量労働制をふんだんに駆使して午後出社する人もいれば、技術力はさして高くないものの、コミュニケーション能力があり、営業やサポートとも円滑に会話ができ、業務要件を素早く汲み取り実装ができる人もいます。

会社としてはそれぞれ必要な人材だと思います。エンジニアの能力を測るには、技術力だけでは測れない部分もあります。

不具合報告はサポートや営業から上がってくることが多いので、定時に出社することは、不具合に素早く対応するためには必要なことでしょう。営業やサポートはシステムのことがよくわかっていないので、対面で伝えた方が伝わりやすいということはままあるので、リモートで対応しきれない部分もあるわけです。

中には、技術力が高くて、定時に出社し、コミュニケーション能力も高くて、人当たりも良く、要望にも愚痴一つこぼさず粛々と対応してくれるエンジニアもいると思いますが、必ずしもそういう人ばかりとは限りません。だからこそ共に働く仲間を集めて会社を回していくわけですが、人によって何を重要視するかは異なってくるので、そうした様々な観点から会社の制度を構築していく必要があります。

 

私が会社を辞めた内部的要因の一番大きなものとしては、最後まで人事部長と相いれなかったというところが挙げられます。

当時、私がいた時には、休みがちの人が多く、私が辞める前日にも数ヶ月の休みから復帰した方がいました。それぞれ理由は様々なのですが、私は一緒に働く仲間である以上、どんな方でも働きやすい風土を作るべきだと思っています。私だっていつ会社に来れなくなるかわかりません。ベンチャーで働くと常にフルスロットルを求められますから(現に120%の成果を要求されていた)、突然生気が切れることは往々にしてあります。その恐怖とも戦いながら働いているわけですが、そのような状況で継続して最高のパフォーマンスを出し続けれる人はほんの一握りでしょう。

事業は一時的にプラスになってもそれが継続しなければ意味がありません。私は継続的に社会に価値を提供していくにはそうした側面の重要性を訴えてきましたが、人事部長には響かず、面談では「従業員のガス抜きしておけば良いんでしょ」という魂胆が丸見えで、最後まで理解されることはありませんでした。

 

とは言え、そういうことを気にせず、午後出勤可!という裁量労働制を十分に満喫したい方には前の会社はとてもオススメです。前職の悪い点も少し書いてしまったので、具体的な社名は伏せますが、個別に連絡いただければお教えしますので連絡ください。

Wantedlyでは今もエンジニアを募集しているので是非。アルバイトエンジニアもかなり勉強になる環境だと思いますので、応募してみてはいかがでしょうか。

(特に紹介したからといって私にはなんのメリットもありません。)