とある元SEの思考を探る

ひょんなことからとあるICT企業ではたらくことになったなんちゃって元SEがしたためるブログ。主に、政治・経済・社会問題・日常の出来事について発信していきます。お読みいただけたら、感動にむせび泣くほど嬉しいです。よろしくお願いします。


野球日本代表戦の強化試合が終わりました

昨日、野球日本代表の強化試合が終わりました。

野球好きの私も、ところどころで観戦していました。ここでは、試合の中身については話しません。ボールが滑って投手陣が不甲斐なかったとか、エラーが多かったとか課題の残る試合でしたが、私が今回書きたいのはそういうことではありません。

 

彼らがなぜ野球をしているのかということです。

幼い頃に野球に出会い、楽しくて練習をして上手くなって、良い結果が出て、それでまた楽しくて野球をしていったのだと思います。

しかし、それを20年以上続けられるでしょうか?選手によっては30年以上プロ野球選手として活躍した人もいます。子供の頃から考えたら40年以上でしょう。

プロになれば、生活費を稼ぐためにもどんなに辛くても野球をしつづけなければいけません。時にはモチベーションが低下するときもあるでしょう。それでもやり続けなければいけません。スタメンで出場したらバッターボックスに立たなければいけませんし、守備にもつかなければいけません。そして、プロは実力の世界ですから、どんなコンディションであろうと結果を出すことが求められます。まったく楽しくないことが容易に想像されます。

 

しかも今回は、シーズンが終わった後。シーズン中は優勝を目指すというモチベーションがあります。ずーっと気を張って取り組んできた半年間を終え、人息つく間もなく日本代表に召集される。モチベーションを保てる人はどのくらいいるのでしょうか?

 

来年のWBCに向けてということを考えれば、一冬を越すことで、心を休めることができます。しかし、この時期はもうそろそろ精神的に休みたいと思うのではないでしょうか。彼らはそのように思わないのでしょうか。

 

これは野球選手に限らず、子供の頃からそのスポーツ一筋でやってきたサッカー選手、バレーボール選手などあらゆる競技に当てはまると思います。

決して楽なことばかりじゃないと思います。ミスをすれば日本中からバッシングを浴びます。それでもやり続けることができる理由はなんなのでしょうか。

それがプロとアマチュアの違いと言われればそれまでかもしれませんが、それはサラリーマンでも当てはまると思います。なんら身にならないルーティンワークをしなければならないこともあるでしょう。決してやりたい仕事というわけでもないのに立場上やらなければいけない場合もあるでしょう。当初はやりたいと思ったことでも時間が経つにつれてつまらなくなる場合も当然あります。それでもその場所にいる限りは、やり続ける必要があります。

 

強化試合を見て、私はこのように思ったのでした。