とある元SEの思考を探る

ひょんなことからとあるICT企業ではたらくことになったなんちゃって元SEがしたためるブログ。主に、政治・経済・社会問題・日常の出来事について発信していきます。お読みいただけたら、感動にむせび泣くほど嬉しいです。よろしくお願いします。


ドロップアウトしても生きていける

ようやくネットワークスペシャリストの試験が終わった。最近はその勉強で土日はつぶれていた。結果は多分無理だろうけれども、一旦一区切りはついた。

さて、私が仕事をよそ目にネットワークスペシャリストの勉強をしている間に、電通の女性新入社員の死が労災認定されたというニュースが日本中を駆け巡った。

www.huffingtonpost.jp

彼女は東大卒で電通に入社したというエリートだそうだ。

理文は違えども私も彼女と同じ大学を卒業している身として感じることは、東大生が会社に入るということは多大なプレッシャーだということだ。

東大生なんだからこんなことできて当たり前 

と思われるし、ちょっとできなかったら

東大生は勉強はできても使えない 

と思われてしまうから、今まで他の誰よりもできてきた彼女・彼らは仕事を一生懸命頑張ってしまう。

特に会社に入れば、周りには何年もその会社に在籍している先輩社員がいるわけだ。であれば、仕事に関してはたとえ東大卒でも新入社員よりもできて当たり前。誰しも1年目から完璧にできたわけでもないのに、たかだか数年先に入社して仕事に慣れているというだけで新入社員を見下してパワハラモラハラを平気で行う。

そういう会社はそういう会社を好んでいく人以外は行かないほうがいい。

入社してすぐ辞めるのだってありだ。

すぐ辞めたら

これだから最近の若いものは

とか、

親を悲しませたくない 

そういう気持ちになるかも知れないが、そんな他人のことを考えても死んでしまったらおしまいだ。死んでしまうことの方がよっぽど親を悲しませることになる。

 

私は、1年と4ヶ月で新卒で入社した会社を辞めた。関係会社で10万人を超える歴史ある大企業だった。その会社を辞めて転職したのは従業員100人にも満たない会社では薄給であったがそれでも私は生きている。

電通という就職で花形企業で精神的に追い込まれるよりも、名もなき小さな会社で生きる方がよっぽど幸福だと思う。

ちなみに私は、またさらに小さな会社に移ることになった。私の友達は大手製薬会社や官公庁、JAXA、世界的自動車メーカーの中央研究所などに努める人がぞろぞろいる。そうしたエリート街道ど真ん中を進む東大生から見ればドロップアウトした負け組と思われるであろう。そこで輝ける人はそこで輝けばいいし、そこで辛い思いをするのなら、早く見切りをつけたほうがいい。

 

生きていれば可能性はまだ繋がる。

 

だから私は、人生の目標を生きることにしている。

 

東大を卒業して大企業に入りながらも早々にドロップアウトしたからこそそう思う。

 

追伸:私がよく後輩に言ったり、新しく入ってきた人に言うこと。仕事なんてまじめにやっちゃダメだと。適度に手を抜かなければいけない。先輩のいうことを真面目に受け止めちゃいけない。ただ威張りたいだけかも知れない。自分の思う道をすすめばいい。