前回の記事に引き続き、安全保障に関する話題をば。
戦争を回避するために、いろんな議論がされていますが、結局は「共依存」なんじゃないかと思います。
要するに、A国とB国がいて、お互いがお互いがいないと国が存続できなくて、という状態をつくる。
A国がB国のさとうきびを輸入して、B国がA国の小麦を輸入して・・・。
そういう状態であれば、A国はB国に戦争をしかけようとはしないし、B国はA国に戦争をしかけようとはしないでしょう。
これはすなわち、貿易が活発になっていろんな国々がもののやりとりをしている状態です。行ってみれば、自由貿易。
TPPやFTA、ETAといった貿易をしやすくするための枠組みを積極的に推進するべき理由もここにあります。
言ってみれば共依存。
共に依存しているからこそお互いがお互いを攻撃できない。
だから、一方的に奪うのはだめです。石油利権さえ手に入ればいい。そんな考えをもっていてはだめ。
日本は資源の乏しい国ですから、他国に対して貢献できるのは技術しかないでしょう。半導体のメモリの微細化技術は昔は日本はトップクラスでした。太陽光発電での変換効率も一時はSHARPが世界一でした。日本はこうした技術を常に磨いていき、他国に負けない技術大国として生きていかねばならないと思います。
iPhone6の部品の半分は日本製と言われていますが、いつこれが日本製でなくても事足りる日が来るかわかりません。
戦争を回避するためにも日本の他国に類を見ない技術力というのは必要です。
ただ、気をつけなければならないのは、戦争を始めるときというのは、政治指導者が論理的な思考ができなくなってしまったときです。
真珠湾攻撃の直前、日本はアメリカから石油や鉄の輸入ができなくなりました。にも関わらず、日本は真珠湾に攻撃。石油を求めて日本は南下していきましたが、結局敗戦となりました。
当時日本の石油や鉄は7割以上アメリカからの輸入に頼っていました。
石油や鉄は戦争を遂行していくにあたって必要不可欠なものです。
それが手に入らなくなることを分かっていてもなお開戦してしまったのが日本です。通常の精神で、冷静に考えれば絶対にありえないことです。
国民は政治的指導者が暴走しないように常に監視をする必要があります。
その方法の一つが選挙なのでしょう。
あまりうまくまとまってないですけど、思いを書いてみました。駄文をここまで読んでいただき、ありがとうございました。