とある元SEの思考を探る

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新電力の雄 基本料金0円のLooopでんき

電気料金紹介シリーズの第4弾、今回は、新電力の中でも革新的な事業者であるLooopでんきについて紹介します。

Looopでんきはもともと東日本大震災をきっかけに活動を開始した会社で、当初は、被災地への太陽光パネルの設置から事業を始めた会社です。

事業のメインは太陽光発電システムの開発・販売やメンテナンスであり、太陽光発電所なども自社で持っています。近年は地熱や風力、バイオマスなどの様々な再生可能エネルギーによる電源開発も手がけている日本でも指折りの環境に配慮した小売事業者といえます。

公表されている電源構成においてもFIT電気が23.6%、水力が2.4%と再生可能エネルギーが26%をしめています。ほとんどの小売事業者がそうであるように自社の電源だけでは供給を賄えないので、74%ほどは電力卸売市場から電気を購入していますが、再生可能エネルギーで26%というのは比率として高い部類であるといえるでしょう。

 

Looopでんきの販売件数は順調に右肩に推移しており(2017年現在)、信頼できる小売事業者であるといえます。

 

Looopでんきの最大の特徴は、基本料金が0円であるということ。

多くの電気料金の仕組みとしては、ベースとなる基本料金があり、その上に、使用量(kWh)に応じて電気代がかかる従量料金がかかる構造となっています。電気を切り替えていない多くのみなさんが加入している東京電力の従量電灯Bではそのような仕組みになっており、これまで紹介したまちエネやエルピオでんきもそのような料金体系をとっています。

基本料金があるので電気をほとんど使わなくてもお金をはらわなければいけないわけですね。(まったく使わない月は基本料金が半額になるというケースもあります)

 

しかし、Looopでんきのおうちプラン、ビジネスプランは基本料金が0円で従量料金のみとなっています。つまり、全く使わなけれ0円となるわけです。

これは、これまでの電気料金プランからみれば革新的な料金体系といます。

これまでの多くは、使えば使うほど、料金価格が高くなります。例えば、東京電力の従量電灯Bでは最初の120kWhまで19円52銭、300kWh以上では、30円02銭となり、1kWhあたり10円以上も高くなっています。

それがLooop電気では、東電エリアでは26円ポッキリ。どれだけ使っても26円なので、値段が上がらないのは、これまでにない革新的な料金と言えるわけです。

 

あらためて、Looopでんきの料金をみてみましょう。基本料金は0円、従量料金は次の表のようになります。(2017年8月現在)

従量料金(1契約あたり)
  おうちプラン ビジネスプラン
北海道エリア 29円00銭 31円00銭
東北エリア 26円00銭 27円00銭
東京エリア 26円00銭 27円00銭
中部エリア 26円00銭 27円00銭
北陸エリア 21円00銭 22円00銭
関西エリア 22円00銭 23円00銭
中国エリア 24円00銭 25円00銭
四国エリア 24円00銭 25円00銭
九州エリア 23円00銭 24円00銭

新電力の中には一部のエリアしか提供していない事業者も多い中、新電力の雄であるだけあって、沖縄電力を除く9電力エリアすべてに電気を供給しているのは、電力事業に対する本気度が伺えます。北陸電力エリアや四国電力エリアは需要家の数も少なく多くの新電力が後回しにしている中、Looopでんきは電気の小売をしているわけです。

 

基本料金が0円ということは何を意味しているかということを改めて考えてみます。

0円で従量料金ということは、使った分だけ支払うというわけですが、これが大きく聞いてくるのはマンションなどを管理している方です。

マンションやアパートは入居者がいない時期が出てきてしまいます。これは避けられないことですが、入居していない時期でも電気は通電している必要があります。クリーニングや、内見時には電気が通っている必要があるからです。

そういう時期の電気料金を払うのはやはりオーナーさんになることが多いと思うのですが、この電気代も基本料金(東電の従量電灯B・40Aで1,123円20銭)を考えれば見過ごせる金額ではなくなってきます。

Looopでんきのなかには、こうしたコストを削減するために加入する方も多くいらっしゃるかと思います。

こうした観点からも、Looopでんきの料金体系は革新的と言えるのです。

 

Looopでんきへのお申し込みも価格コムやエネチェンジから申し込みができます。近年はこうした比較サイトから申し込むと独自の特典がもらえるので、事業者に直接申し込むよりはさらにお得になることが多いようです。エネチェンジでも、キャンペーンコードに「ene20」を入力すると、500円分のAmazonギフト券をもらえるようなので、環境配慮型の電気をお得に使いたい方はぜひお申し込みください!

enechange.jp

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東電エリア最安?!エルピオでんきのスタンダードプランについて調べてみた

電車やバレーだったり、私は好きになると短期間の間に追求をしてしばらくするとさっと冷めるのですが、今は電気料金にはまりつつあります。

 

色々調べていくと様々な電気料金があって、こういうのって一般の人にはなかなか伝わらないよなと思ってきました。今回は、まちエネ、アクアエナジー100に続いて電気料金紹介シリーズ第3弾。しばらくこのシリーズが続くかもしれません。

前回は、東京電力エナジーパートナーのアクアエナジー100を紹介したのですが、今回は、エルピオを紹介したいと思います。

 

 

エルピオの特徴はなんと言ってもその料金。

さっそく、電気料金を紹介しましょう。(2017年8月現在)

基本料金(1契約あたり)
  従量電灯B スタンダードプランS
40A 1,123円20銭 1,067円04銭
50A 1,404円00銭 1,319円76銭
電力量料金(1契約あたり)
  従量電灯B スタンダードプランS
最初の120kWhまで 19円52銭 18円50銭
120kWhをこえ300kWhまで 26円00銭 22円62銭
300kWhをこえ1kWhにつき 30円02銭 25円31銭

 

いかがでしょうか?この安さ。基本料金、電力量料金のどれをとっても従量電灯Bよりも安いことに加え、300kWhを超えても25円31銭と多く使ってもかなりの安さをキープしています。

 

私がいつもお世話になっているエネチェンジで調べても、エルピオは必ず上位(1位がほとんど)にきます。

とにかく電気代の安さを求める方には関東エリアではエルピオをのぞいて選択の余地はなさそうです。

 

では、エルピオとはどんな会社なのでしょうか。エルピオとは、千葉県を中心にLPガスを販売する事業者です。LPガスだからエルピオなのですね。名前を聞くと良くわかりませんが、事業形態を知るとなんとなく納得できる名称な気がします。

LPガスを販売してきた会社と言うだけあって、歴史の浅い会社ではありません。ホームページにも、「皆様に愛されて50年」と謳っており、会社の歴史を長さを感じさせます。

 

新電力の中には、当初価格競争力をつけるために、かなり安く電気を販売している会社がいくつかありました。例えば、サニックスという会社も以前はエルピオと並んでかなり安い電気を提供していたのですが、採算が合わなかったのか現在は、新規加入ができなくなってしまいました。

エルピオは大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、少なくとも申し込みを受け付けている時点では大丈夫と言って良いと思います。もし仮にエルピオが倒産して電力販売を続けられなくなったとしても、一般送配電事業者が電気を供給することが法律で義務付けられており、電気が止まることはありません。東京電力エリアで言うと、他エリアに先駆けて送配電部門が分社化しているおり、東京電力パワーグリッド株式会社が供給することになります。

なので、電気が止まることはありませんし、エルピオが今後電気料金を値上げしたとしてもその時にまた安い電力会社に切り替えれば良いのです。

 

電力自由化されて数多の新電力が誕生していますが、このように電気の安定供給は法律で確保されています。したがって、エルピオなど確実に安くなる電力会社があるのであれば、切り替えてしまうのが得策であるといえます。必ずしも今後も同じプランを販売し続けるとは限らないので申し込みを受け付けているうちに申し込むべきでしょう。

もしそのプランが値上げする場合は一ヶ月前に通知がきますので、すぐに次の新電力への切り替えれば、大きく損をすることはありません。

 

と言うわけで、電気代を圧倒的に節約したいのであれば、エルピオでんきのスタンダードプランが間違いなさそうです。

しかも、みてみるとエネチェンジから申し込むと、Amazonギフト券が1500円分もらえ(8月31日まで)、加えて節約応援キャンペーンにより40Aで2,000円、50A~60Aで4,000円のキャッシュバックが受けられます。もともと電気代が安いのに加え、一般家庭で多い40Aの方がエネチェンジから申し込むと3500円分もお得になるわけですね。

さらに、アクアエナジー100を紹介した際にもお伝えしましたが、キャンペーンコード「ene20」を入力すると500円分のAmazonギフト券をもらえるので、より一層お得です。

ちなみに、好きで紹介しているだけで、申し込みがあっても私には一銭も入ってこないですorz...

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東京電力のアクアエナジー100を調べてみた

前回、まちエネに切り替えて半年経った感想を述べさせていただきました。

その最後に、まちエネはいいのだけれど、他の電力会社も見てみるという旨をちらっと述べました。

 

そのあと、自分なりに色々と電力会社のことを調べて、いくつか今までにない面白いプランがあったので、これから何回かに分けて紹介させていただきたいと思います。

 

一つ目は、アクアエナジー100

これは、東京電力エナジーパートナーが出しているプランです。東電といえば、自由化前、関東エリアの全ての家庭に電力を供給している言わずと知れた小売事業者です。

その東電が出したアクアエナジー100の特徴は何と言っても、発電した電気は全て水力発電であるということ。

水力発電は、二酸化炭素排出量がゼロの発電方法。つまり、太陽光発電風力発電と同じ再生可能エネルギーによる発電になるわけです。

 

私が、大学院時代再生可能エネルギーに関して研究をし、研究室の先生と話していたのは、「『ちょっと高いけど再生可能エネルギーで発電された電力を買いたい』という選択があってもいい。」ということ。そのための電力自由化は第一歩なのですが、電力自由化1年を過ぎ、東電が満を持して発表したこのプラン。金輪際原発で発電された電気なんか使いたくない!という方にはもってこいのプランであるといえます。

 

しかも、特徴はそれだけではありません。このプランは体験型のプランでもあるのです。

例えば

  • 夜の尾瀬ヶ原でシカ調査
  • 丸沼ダム・丸沼発電所見学会
  • 幻の大白大豆の収穫・加工体験

などの地域特典がある料金プランなのです。(詳細はこちら

 

お子さんのいる家庭では、「うちは、水力発電100%のクリーンな電気を使っているんだよ」というのは環境に対しての意識を高める一助になると思いますし、前述した地域特典に参加すれば、お子さんにとって貴重な体験ができること間違いなしです。

 

実は、同様のプランで法人向けのプランである「アクアプレミアム」というプランがあります。今は、環境に配慮していることが企業の価値を高めることにつながるので、会社によってはこうした電力を購入してアピールするということにもなるのでしょう。

 

しかし、アクアエナジー100、いいことばかりではありません。

やはり、再生可能エネルギー、クリーンなエネルギーを使っているというだけあって、少しお値段がお高く設定されています。

電気代はこんな感じ。(2017年8月現在)

基本料金(1契約あたり)
  従量電灯B アクアエナジー100
10A 280円80銭 550円80銭
15A 421円20銭 826円20銭
20A 561円60銭 1,101円60銭
30A 842円40銭 1,652円40銭
40A 1,123円20銭 2,203円20銭
50A 1,404円00銭 2,754円00銭
60A 1,684円80銭 3,304円80銭
電力量料金(1契約あたり)
従量電灯B アクアエナジー100
最初の120kWhまで 19円52銭    
120kWhをこえ300kWhまで 26円00銭 最初の300kWhまで 23円40銭
300kWhをこえ1kWhにつき 30円02銭 300kWhをこえ1kWhにつき 30円02銭

基本料金がおよそ倍に設定されていることがわかります。

 

もう一つの料金の特徴は、アクアエナジー100の燃料調整費がタダ(0円)ということ。電気料金の検針票を見ると書いてあるのですが、毎月の電気料金には、1kWhあたり幾らかの燃料調整費が加算されています。これは、石油などの値段が上がったり下がったりするのに連動する部分になります。

この部分が0円になると聞いたら一見して安くなると思うかもしれません。

しかし、2017年9月の東電エリアの燃料調整費は-2.90円/kWh(出典)。つまり、電気を使ったぶんだけ、引かれていくわけですね。これは、当初のころより石油が安くなっているためだと思われます。

そのため、アクアエナジー100では、燃料調整費が0円なので、少し高くなってしまうわけです。

とはいえ、燃料調整費は、上がったり下がったりします。例えば石油が枯渇しはじめれば燃料調整費は上がるでしょうし、中東情勢が厳しくなっても石油価格は上昇するでしょう。そうなれば、燃料調整費がプラスになることも十分にあり得ます。現に、関西電力エリアの2017年9月の燃料調整費は0.18円となっており、プラスとなっています。

今はアクアエナジー100が高く見えても今後の情勢次第では安くなるかもしれません。

 

とはいえ、基本料金が従来の従量電灯Bより高いのは事実ですから、アクアエナジー100はセレブな電気と言って良いと思います。環境への意識が高い人は十分に考慮に値する料金プランでしょう。

私のような薄給ではなかなか手が出せる代物ではありませんが、結婚して子供ができて、さらに年収も増えれば申し込みたいプランです。

 

なお、アクアエナジー100は、エネチェンジから申し込みができるようです。

さらに、キャンペーンコード「ene20」を入力するとさらにさらに500円分のAmazonギフト券がもらえるそうなので、申し込みたい方はぜひ!(アクアエナジー100以外にも使えます)

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